■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━ 治験・臨床試験をテーマにしたメールマガジン ━━━━━━━━━━━━━━━

    治験ナビ・メルマガ  <第2号>   http://www.chikennavi.net/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004/11/24 ━━
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 編集前記
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
皆さん、こんにちは〜。
一気に寒くなりましたね〜。
私は既に、ヒーターつけっぱなし状態です。
電気代が心配です。
今年の夏は暑かったから、
その分、寒さが強く感じるのでしょうか?
地球温暖化というのは、冬には適用されないのしょうか?

暑いのも寒いのも大嫌いな西塔京四郎でした。

編集長:西塔京四郎

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 目 次
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

治験業界ニュース ・・・ アステラス製薬の医薬品売上高は How Much?
行政処分医師ってどれ位いるの?
クインタイルズが新サービス開始!
SMO「北海道ハイクリップス」設立
SMOのハイクリップスが、ついにCRO事業に参入
厚生労働省 トクホ等の新制度の具体案公表
ノバルティス 自社新製品のアピール新指標を導入
イベント紹介 ・・・・・・・・ SMO研究会セミナー開催
□ セミナー紹介 ・・・・・・・ 今回はありませーん。 m(_ _)m
□ 治験用語 ・・・・・・・・・・ 負担軽減費(治験協力費)
ホームページ紹介 ・・・ 医療機器GCP
オーダーメイド創薬
治験トピックス  
雑学コーナー ・・・・・・・ 京四郎の今日知ろう♪
□ 治験ナビ新着情報 ・・・ 治験用語追加
□ 企業・団体紹介 ・・・・・ 今回はありませーん。 m(_ _)m
書籍紹介   
編集後記 ・・・・・・・・・・ 長すぎてごめんなさい。m(_ _)m

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 治験業界ニュース
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この1週間ぐらいの情報を集めてみました。

◇ アステラス製薬の医薬品売上高は How Much?

藤沢薬品工業の青木初夫社長は、
11月4日の2005年3月期中間期決算説明会で、

「来年4月1日に山之内製薬との統合によって生まれる、
 アステラス製薬の医薬品売上高が世界第18位になる」

という英紙SCRIPの予測データを示しました。

SCRIPの製薬企業医薬品売上高ランキングによると、
山之内製薬は25位、藤沢薬品工業は29位。

----------------------------------------------------------------------

◇ 行政処分医師ってどれ位いるの?

厚生労働省によると、
1998年度から2002年度までの5年間に
医業停止処分を受けた医師は152人。
そのうち、
2002年12月までに停止期間が終了した医師が114人。
さらにそのうち、病院及び診療所に復帰した医師が80人。

つまり、
行政処分を受けるほどの超問題医師のうち、
なんと7割が医療の現場に戻ってくる
というコワーイ計算になります。

 {{{{(+_+)}}}} ブルブル

----------------------------------------------------------------------

◇ クインタイルズが新サービス開始!

外資系CRO最大手のクインタイルズは、11月16日より、
心電図中央解析サービスを開始しました。
世界各地の治験実施施設のデジタル心電計で収集された心電図データを、
モデムと電話回線を介して解析センターに送り、
解析結果を短時間で施設にフィードバックするというものです。

心電図解析サービスをCROが開始した背景には、
近年、薬剤で誘発される不整脈(QT延長)のリスクが注目され始め、
欧米の規制当局によるガイドライン作りや、
ICHにおけるガイドラインの協議が行われている
という治験を取り巻く大きな流れがあります。

心電図解析サービスメニュー

 ● 12誘導心電図解析
 ● 12誘導/3誘導ホルター心電図解析
 ● ECG紙チャートのスキャニングとデジタル化
 ● FDA提出用XMLフォーマットでの出力
 ● データマネジメント
 ● QTc統計解析
 ● QT報告書作成
 ● QT分散分析 など

なお、解析センターは、
インド(ムンバイ:旧ボンベイ)に設置してあり、
週7日24時間体制で解析するとのこと。

海外では既に300プロジェクト以上の受注実績があるそうです。

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=86448

クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社
http://www.quintiles.co.jp/
 
----------------------------------------------------------------------

◇ SMO「北海道ハイクリップス」設立

SMOのハイクリップスとメディカルシステムネットワーク(札幌市)は、
共同出資(比率は、75%、25%)で、
10月20日付けで、SMO「北海道ハイクリップス」を設立しました。
資本金:6000万円。所在地:札幌市内。

メディカルシステムネットワークは、
医薬品ネットワーク事業で、
医・病院、調剤薬局の契約店を181件抱え、
また、同社グループ企業により、
北海道を中心に調剤薬局79店舗を運営しています。

SMO激戦地区の北海道で、
地域密着型のSMOを短期間で立ち上げるには、
調剤薬局のネットワークを持つ企業と組むのが、
リスクが少なく確実だと、
ハイクリップスは判断したのでしょう。

http://www.msnw.co.jp/ir/041115-4.pdf

メディカルシステムネットワーク http://www.msnw.co.jp/
ハイクリップス http://www.hyclips.co.jp/

----------------------------------------------------------------------

◇ SMOのハイクリップスが、ついにCRO事業に参入!

11月17日、SMOのハイクリップスは、
来年4月に子会社を設立しCRO事業に参入することを
明らかにしました。

製薬企業の治験管理業務を支援するCRO事業から、
医療機関の治験実施業務を支援するSMO事業までを広くカバーし、
一括受託を可能にすることにより、
製薬企業からの受注拡大を目指すとのこと。

社長の佐藤喬俊氏は、
CRO大手、クインタイルズの日本支社長の経験もあり、
いずれはCRO事業に参入するのではないかと
関係者からは見られていましたが、
やはり、という感じですね。

ハイクリップス http://www.hyclips.co.jp/

----------------------------------------------------------------------

◇ 厚生労働省 トクホ等の新制度の具体案公表とパブリックコメント募集

厚生労働省医薬食品局
食品安全部 基準審査課新開発食品保健対策室は、
保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)
の表示制度を大幅に見直す新制度の具体案をとりまとめ、
2004年11月19日より公表し、
同時に一般からの意見募集を開始しました。
 
「『健康食品』に係る今後の制度のあり方について(提言) 」の実施
についての意見募集(厚生労働省HPより)。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495040105

※トクホの治験に関係のある方にお勧めです!

----------------------------------------------------------------------

◇ ノバルティス 自社新製品の特徴をアピールする新たな指標を導入

スイス系製薬メーカーのノバルティスファーマは、
日本国内での医薬マーケティング戦略の強化策を打ち出しました。
(11月16日の日経産業新聞で報じられた)

通常、製薬メーカーは、
医師、医療機関に対して自社新製品のマーケティング活動
(MR等による医薬情報提供活動、宣伝活動など)を行う場合
「安全性」と「効能」「効果」を中心にアピールします。

ノバルティスではそれらの情報に加え、
自社製品を処方した場合の
「服用回数」の減少度、
「通院頻度」の減少度、
「治療期間」の短縮度
といった治療の経済効率性を示す新たな指標を導入。

自社新製品の経済効率性をわかりやすく数値化して、
医師、医療機関に対してアピールし、
新製品の販売促進・処方スイッチ増加を狙う戦略です。

患者と医療機関の双方のメリットとして、
「治療の経済効率性」に着目し、
マーケティング活動に導入するのは、
クリティカル・パスの普及や、
診断群分類別包括評価支払制度(DPC)を意識した
新たな動きと言えるでしょう。

このような動きは、医薬品の開発にも影響を及ぼしてきます。
従来の「初めに新規化合物ありき」ではなく、
どのような医薬品が市場(医療機関・患者)に求められているか、
まずそこからスタートすることが重要です。

ノバルティスファーマ株式会社 http://www.novartis.co.jp/


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ イベント紹介(治験・臨床試験・医療関係)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◇ SMO研究会主催 第6回研修セミナー

来る12月5日(日)の13時30分より東京・池袋にて、
SMO研究会主催 第6回研修セミナーが行われます。
今回は「補償と事例」と「治験における特定療養費と事例」
の2テーマとなります。
 
日  時:12月5日(日)13:30 〜 16:30
場  所:東京・池袋 
     サンシャインシティ・コンベンション・センター
     文化会館7階 701号会議室
テーマ :(1)補償と事例
     (2)治験における特定療養費と事例
参加費用:無料
 
詳細は、 http://www.smedisa.co.jp/dai6SMOkenkyukaiannai.pdf 
をご参照の上ぜひご参加下さい。

----------------------------------------------------------------------

◇ 平成16年度 第1回日本医薬品情報学会(JASDI)フォーラム

テーマ:21世紀のくすりの研究開発と医薬品情報

 (1) これからの薬物相互作用を考える
    −ファーマコゲノミクスからの視点−
     東京工業大学大学院生命理工学研究所  石川 智久

 (2) くすりの研究開発と個人情報
     国立医薬品食品衛生研究所       増井  徹

 (3) 市販後情報からの育薬
     福井大学医学部付属病院薬剤部     政田 幹夫

 (4) ゲノム創薬の光と陰
     日経BP社先端技術情報センター     宮田  満

主 催:日本医薬品情報学会
共 催:(財)日本医薬情報センター
日 時:平成16年12月14日(火)13:00〜:17:00
場 所:日本薬学会館長井記念館 長井記念ホール(東京都 渋谷区)
参加費:同学会及び日本医薬情報センター会員は3000円
    非会員は、5000円
締め切り:12月9日
定 員:150人

詳細、申し込み方法は、http://www.jasdi.jp/ を参照して下さい。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ セミナー紹介(治験・臨床試験・医療関係)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ごめんなさい。今回はありませーん。

セミナー情報募集中です!
発行者:西塔京四郎(治験ナビ管理人)
e-mail:nagare.otoya@gmail.com
まで、メールにてご連絡下さい。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 猫でもわかる治験用語にゃ!  ○)))へ(^%%^=)〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 負担軽減費(治験協力費)

治験に参加すると被験者は交通費がかかったり、
勤めを休んだりする必要があることから、
被験者の経済的負担を減らすために、
被験者に対して支払われるお金のこと。

以前は、「治験協力費」とも呼びましたが、
最近の医療機関では「負担軽減費」の方が
好まれて使われています。

「協力費」という名称だと、
「謝礼」というニュアンスが強く、
治験への参加を「強要」する印象を与えることから、
今では、 「負担軽減費」が定着しました。

「負担軽減費」は、治験依頼者(製薬企業等)が用意し、
治験を実施する医療機関を通して支払われます。

負担軽減費の額は、
治験の種類、つまり、
疾患、患者の受ける苦痛、検査の内容、かかる時間等
によって異なりますが、
一回の通院につき、
大体、7000円前後が目安とされています。

→ 治験FAQ<治験に参加したらお金(謝礼)をもらえるのか>
http://www.chikennavi.net/faq/money.htm

→ 治験用語集(負担軽減費・治験協力費)より
http://www.chikennavi.net/word/futankeigenhi.htm

----------------------------------------------------------------------

それにしても「治験協力費」という言葉、紛らわしいですね。

「治験協力者」は、

実施医療機関において、
治験責任医師又は治験分担医師の指導の下に
これらの者の治験に係る業務に協力する
薬剤師、看護婦その他の医療関係者

のことをいいます。

→ 治験用語集(治験協力者)より
http://www.chikennavi.net/word/chikenkyouryoku.htm

「治験協力者」が医療機関で治験実施に協力するスタッフを指すのに対して、
「治験協力費」は、治験に参加した被験者に対して支払われるお金を指す。

「治験協力費」の定義からすると、
「治験協力者」は被験者ということになります。

これは、かなり混乱しますね。

http://www.chikennavi.net/bbs/20031217.htm


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ ホームページ紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◇ 世界最大の学術情報検索サービス「Scopus(スコーパス)」リリース

科学出版物1万4000タイトルを網羅した世界最大の学術情報検索サービス
「Scopus(スコーパス)」
が11月よりエルゼビア社によって開始されました。

Scopusは4,000以上の国際的な出版社から出版される
14,000以上の科学・技術・医学・社会科学のタイトルを網羅する、
世界最大の抄録・索引データベースです。

その情報は毎日更新され、
抄録は最も古いものは1966年まで遡り、
1996年以降に出版された論文にはすべて参考文献が付くとのこと。
http://japan.elsevier.com/products/scopus/index.html
http://www.scopus.com/


※エルゼビア・ジャパン株式会社
 科学・技術・医学分野における世界的な学術出版、情報サービス大手企業
 エルゼビア社(Elsevier)の日本法人。
 
 同社の情報サービスには、他に
 科学専用インターネット検索エンジンの「Scirus(サイラス)」があります。
 http://japan.elsevier.com/products/scirus/index.html
 http://www.scirus.com/

----------------------------------------------------------------------

◇ 国立情報学研究所などが「次世代バイオポータル」の試行版を公開

11月12日より、
国立情報学研究所と国立遺伝学研究所、三菱総合研究所、東京理科大学は、
日本語でバイオ関連の情報が容易に入手できる
「次世代バイオポータル」サイトの試行版を公開しました。
「バイオ」に関係する専門用語や、最新コラム、
「遺伝子」の情報をまとめた「遺伝子百貨」など。
http://www.bioportal.jp/openhouse/index.html


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 治験トピックス(その1)医療機器GCP省令
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

医療機器GCP省令
。。。。。。。。。。。それは〜、医療機器の危機?(_ー_;)☆\バシッ!

医療機器GCPの発令に備えて、
「医療機器GCP省令等説明会」が、
12月8日(水)10:00〜16:00
東京千代田区・九段会館ホールにて開催されます。

主催:日本医療機器関係団体協議会等
・医療機器GCP省令について解説(厚生労働省)
・GCP省令における医師主導治験について(総合機構)
http://www.jfmda.gr.jp/new_page_15.htm

皆さんは、申し込まれたでしょうか?
申し込みできたでしょうか?

申し込めた方、あなたは、運がいい!

私は、11月11日に申し込みした時点で既に定員オーバーでした。
まさかまだ大丈夫だと思って、銀行に参加費を振り込んだら、
事務局から参加不可の電話が。。。
参加費は返してもらえるとして、
FAX代、銀行振込み料、返せ〜!

日刊薬業の紙面で当イベントの開催が告知されたのが、
11月4日(水)ですから、わずか1週間で、
九段会館ホールの定員に達したということになります。

普通のテーマだったら、一週間やそこらでは、
九段会館をいっぱいにする程は集まりやしないでしょう。

この人気ぶり・殺到ぶりを見ると、
いかに医療機器GCPの情報が少なく、求められているか
いかに医療機器メーカーが混乱しているか、
がわかります。

日本の医療機器メーカーのうち、
いったい何割の企業がGCPに対応できるのでしょうか?
いったい何割の企業が、CROにアウトソースできるだけの
外注費を捻出できるのでしょうか?

もともと中小企業が多い日本の医療機器メーカーは、
GCPに対応できない企業から消滅していくか、
吸収・合併してそれだけの体力をつけて行くしか、
生き残る道はないでしょう。

改正薬事法の施行に伴う医療機器のGCP省令は、
12月上旬をめどに告示される予定。
内容的には、医薬品のGCP省令とほぼ同じですが、
医療機器特有の概念(「医療機器の設置」など)が
盛り込まれるそうです。

それより、医療機器GCP省令説明会、
今回だけで終わりにせず、
全国で数箇所で開催するとか、
複数回に分けるとかして、
実施してもらいたいものですね。
私の周りにも、参加できない人が何人かいる。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 治験トピックス(その2)オーダーメイド創薬
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

だいぶ前のニュースになりますが。。。

SMOのアイロムが、10月15日、
オーダーメイド創薬企業の設立に際し、
資本参加をしました。

オーダーメイド創薬株式会社(東京都品川区)

安全性には問題はないものの、
有効性に問題が生じたため開発を断念した新薬
の開発権を製薬企業やバイオベンチャー等から取得して、
SNPs(スニップ)のタイプ別に有効性を再検証し、
特定の遺伝子型を持つ患者の為の新薬を開発する。

(1)名 称  :オーダーメイド創薬株式会社
(2)主な事業 :遺伝子及び遺伝子産物の研究、
         遺伝子及び遺伝子産物が関与する疾患の研究、
         その治療法の開発並びに販売
(3)設立   :平成16年10月19日
(4)本店所在地:東京都品川区大崎一丁目11番2号
(5)代表者  :代表取締役 墨屋 勇
(6)資本金  :3,000万円
(7)アイロム出資額:625万円。出資比率:20.8%。

http://www.irom.co.jp/ir/pdf/20041027.pdf

株式会社アイロム http://www.irom.co.jp/

→SNPs(スニップ)
http://www.chikennavi.net/word/snps.htm

このような遺伝子多型に基づく医薬品開発では、
遺伝子型タイプ別の治験となり、
あらかじめ被験者の遺伝子型を検査してから治験に組み入れます。
当然といえば当然のことですが、
被験者の遺伝子型から有効性がある程度期待できるので、
有効性が不十分という開発中止リスクを減らせる
というメリットがあります。

また、既存の化合物を使って開発する為、
一から化合物を探し出さずに済みます。
膨大な化合物の探索・スクリーニング作業を省けるので、
開発期間を短縮し、開発コストを抑えることができます。

プレスリリースでは、
「安全性には問題はないものの、
 有効性に問題が生じたため開発を断念した新薬」 ・・・(※1)
を対象とするとありましたが、

「有効性には問題があるものの、
 安全性に問題が生じたため開発を断念した新薬」 ・・・(※2)
についても、
遺伝子多型に基づく医薬品開発は有効だと考えられます。

個人の遺伝子多型によって、
副作用の発現しやすい人と、しにくい人がいるからです。
つまり、一般に安全性に問題がある薬であっても、
副作用が発現しにくい人の為の薬
として開発すれば良いのです。

ただ、あえて、
「安全性問題ない・有効性問題あり」(※1)の方だけを
プレスリリースに掲載したのは、
「安全性問題あり・有効性問題ない」(※2)より
「安全性が高い」分だけ、治験を申請しやすいだけでなく、
副作用発現のリスクが避けられるからだと思われます。

私の考えすぎでしょうか?
もしかしたら単なる記載漏れかもしれませんが。。。
前者であることを祈ります(笑)

いくら遺伝子型タイプと副作用発現の関係が、
机上の研究でわかっていたとしても、
治験で実際に患者に試せば、
ある程度の副作用発現リスクは避けられないでしょう。

投薬する薬剤の選択において、
副作用発現のリスクと人道的見地から、一般的に
┏━━━━━━━┓   ┏━━━━━━━┓
┃安全性問題ない┃   ┃安全性問題あり ┃
┃有効性問題あり┃ > ┃有効性問題ない┃
┃   (※1)    ┃   ┃    (※2)   ┃
┗━━━━━━━┛   ┗━━━━━━━┛
という関係があります。

また、遺伝子型タイプを用いても副作用発現を回避できないと判断すれば、
上図のような経営判断になるでしょう。

逆に、遺伝子型タイプを用いれば副作用発現を十分回避できると判断すれば、
┏━━━━━━━┓   ┏━━━━━━━┓
┃安全性問題ない┃   ┃安全性問題あり ┃
┃有効性問題あり┃ < ┃有効性問題ない┃
┃   (※1)    ┃   ┃    (※2)   ┃
┗━━━━━━━┛   ┗━━━━━━━┛
という経営判断になるでしょう。

もともと有効性自体には問題が無いので、
画期的な新薬となることが期待できます。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 雑学コーナー 京四郎の今日知ろう♪
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◇ MSNの新しい検索エンジンのベータ版

マイクロソフト株式会社は11月12日より、
同社が提供するインターネットサービス「MSN」において、
開発中の新しい検索エンジンのベータ版
「MSNサーチβ版」を公開しました。

早速、MSNサーチβ版でキーワード「治験」で検索してみました〜。

治験ナビは何と24位。とほほ・・・_| ̄|○
http://beta.search.msn.co.jp/

ちなみに、従来のMSNサーチで検索すると
治験ナビは第1位。
http://search.msn.co.jp/

Yahoo!のカテゴリー検索では、第3位。
Yahoo!のページ検索では、第1位。
http://www.yahoo.co.jp/

Googleで検索すると、第2位。
http://www.google.co.jp/

検索エンジンによって、こんなにも結果が違うんです。

しかし、検索結果の内容を見ても、
MSNサーチβ版の検索結果はとても妥当だとは思えません。
他のキーワードで探してみても、
有名サイト・優良サイトが上位に上がってこない。

まだまだ、検索エンジンのロジックが完全でないからでしょう。
ベータ版だから仕方ないのでしょうけれど、
このままのロジックで本公開するのだけは、やめて欲しいものですね。

なんたって、
世界一の大富豪「ビル・ゲイツ」が率いる天下のマイクロソフト!
誰もが納得するようなロジック作り上げられるはずでしょうから〜。
ザンネーン! ヒュン( %_%)/(T|T)スパッ!

なお、従来のMSNサーチでの検索結果は、
Yahoo!のページ検索とかなり似ています。
これは、従来のMSNサーチは、
Yahoo!傘下のインクトゥミの検索エンジンを利用しているからです。

これまでMSN(マイクロソフト)は、
宿敵であるYahoo!の検索エンジンを、
悔しいながらも泣く泣く利用していましたが、
ようやく念願の自前の検索エンジンを開発できた訳です。

米国検索業界首位の米Google、2位の米Yahoo!
(日本では、首位がYahoo!、2位がGoogle ですが)
に「追いつき、追い越せ」とMSNは必死です。

さて、MSNサーチの正式版は、2005年前半に発表される予定です。
どんな検索エンジンになることやら。。。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 治験ダジャレ募集
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ダジャレが好きだけど、
周りからサブッって言われて肩身の狭い方、
いらっしゃいませんか?

治験・臨床試験にまつわるダジャレを大募集します。

優秀なダジャレは、当メルマガで発表します。
また、私の運営するダジャレポータルサイトにも登録されます。
ダジャレナビ: http://www.dajarenavi.net/

秘蔵のダジャレをお持ちの方は、
西塔京四郎
e-mail:nagare.otoya@gmail.com
まで、メールにてご連絡頂くか、
ダジャレ投稿掲示板@ダジャレナビ
http://6705.teacup.com/jazzscript/bbs
にご投稿お願いします。

素晴らしいダジャレが集まることを期待しております。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 治験ナビ新着情報
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

治験用語集に「負担軽減費(治験協力費)」を追加しました。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 企業・団体紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ごめんなさい。今回はありませーん。

是非、御社を取材させて下さい。
我こそはという意欲・勇気(?)のある企業・団体様、大募集中です。
発行者:西塔京四郎(治験ナビ管理人)
e-mail:nagare.otoya@gmail.com
まで、メールにてご連絡下さい。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 書籍紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

今回は、編集後記をご覧ください。そちらで紹介しています。

お勧めの本があれば、
発行者:西塔京四郎(治験ナビ管理人)
e-mail:nagare.otoya@gmail.com
まで、メールにてご連絡下さい。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 編集後記
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

18日、創刊号を徹夜で仕上げた後、
そのままメディカルライター協会が主催する一般公開講座に参加しました。

特に面白かったのは、
「論理的な文章の書き方」
学術論文等で論理的な文章を作成するの役立つ、
文章構造の作成講座でした。

内容をかいつまんでご紹介します。

◇ 論理的な文章は、「主張」とそれを裏付ける「根拠」で成り立つ。

◇ 通常、「根拠」と「主張」の間には大なり小なり論理の飛躍が存在する。

◇ その論理の飛躍の中には、
 表には出てこない隠された「根拠」(=これを「論拠」)が存在する。
 
◇「根拠」が事実であり、否定しがたい内容であるのに対して、
 「論拠」はよりあいまいなもので、人によって異なってくる。
 
◇ 聞き手と話し手が「論拠」を共通の基盤として持たない場合、
 聞き手は話し手の「根拠」から導き出される「主張」を理解することができない。
 
◇「論拠」は単独では曖昧な場合が多いので、
  さらに論拠を支持する証拠(根拠、論拠)で理論武装する必要がある。


講義の中で課題が与えられ、
私も「主張」「根拠」「論拠」を作ってみました。

主張:製薬企業は給与が高い(意見)

根拠:製薬ビジネスの付加価値が高い(事実)

論拠:会社は付加価値(利益率)が高ければ、それだけ社員に還元する。
   給与を高くしないと、
   付加価値の高いビジネスを実現できるだけの優秀な人材が集まらない。


隣のオジサンに「主張」と「根拠」を渡して、
「論拠」を類推してもらいました。
隣のオジサンが類推した論拠は、「製薬企業は創薬力がある」。

うーん、
     根拠 → 主張、
     つまり、
付加価値が高い → 給与が高い

の論拠として、
突如「創薬力がある」を出すのはちょっとね〜!

「創薬力がある」は
対象である「製薬企業」の説明にすぎず、
「付加価値が高い」を単に補強するにとどまり、
「給与が高い」理由を少しも説明できていません。

要するに「論拠」は、
あくまでも「根拠」から「主張」の橋渡しができる「論理」なのです。

会社に帰れば、結構高そうな地位の感じの方でしたが、
それでも、論理構造の把握ができていない。

もっとも、地位の高さと論理構築力は無関係ですし、
理屈っぽい人間の方が疎まれて出世しにくいという現実があるかも。

いやぁー、「論理的文章」って本当に難しいですね〜。
私も気をつけないと。。。


論理的文章作成に興味を持たれた方は、
講師の福沢一吉氏の著作をお勧めします。

議論のレッスン
福沢一吉[フクザワカズヨシ]早稲田大学文学部教授。
日本放送出版協会 (2002-04-10出版) 価格:714円(税込)

 序章 議論の現状
入門編 議論のルール・その1
初級編 議論のルール・その2
中級編 「論拠」の発見
実践編 議論のトレーニング―実際の議論を分析してみよう
 終章 議論のすみわけ提案
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140880252/chikennavi-22

_____________________________________
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 掲載する情報募集中
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
当メルマガに記事として掲載を希望される
会社、団体、イベント、セミナー、製品等の情報があれば、
発行者:西塔京四郎(治験ナビ管理人)
e-mail:nagare.otoya@gmail.com
まで、メールにてご連絡下さい。
ネタとして面白いと判断すれば、無料で掲載致します。
東京近辺であれば取材にもお伺いします。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ スポンサー募集中
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
当メルマガでは、求人情報、企業情報等の宣伝広告を掲載致します。
スポンサー希望の企業担当者の方は、
発行者:西塔京四郎(治験ナビ管理人)
e-mail:nagare.otoya@gmail.com
まで、メールにてご連絡下さい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 問合せ先
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
当メルマガの内容に関するご質問、ご意見は、
発行者:西塔京四郎(治験ナビ管理人)
e-mail:nagare.otoya@gmail.com
まで、メールにてご連絡下さい。

※当メルマガの記事について無断転載を禁じます。
※著作権は、発行者である西塔京四郎にあります。
※Copyright(C) 西塔京四郎 All Rights Reserved.

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ 関連サイト紹介 (興味があったら見てね!)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 患者の為の健康・医療ポータルサイト
  健康ナビ http://www.kenkounavi.net

◇ 国内最大の顔文字ポータルサイト
  顔文字ナビ http://www.kaomojinavi.net

◇ 国内最大のジャズ・ボサノヴァポータルサイト
  ジャズナビ http://www.jazznavi.net

◇ 占いポータルサイト
  占いナビ http://www.uranainavi.net

◇ 超常現象(怪奇・心霊・超能力・UFO・UMA)と読み物系のポータルサイト
  怪談ねっと http://www.kaidan.net

◇ ダジャレポータルサイト
  ダジャレナビ http://www.dajarenavi.net
 
_____________________________________
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 
  治験ナビ・メルマガ <治験・臨床試験メールマガジン>
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 

  発 行 日:毎週、水曜深夜頃
  発 行 者:西塔京四郎
        ┣ 治験ナビ管理人
        ┗ Non-Profit Personality (NPP) on the Internet
   e-mail:nagare.otoya@gmail.com
  HomePage:患者の為の治験・臨床試験ポータルサイト
       治験ナビ http://www.chikennavi.net/

 Mag2ID:0000143412
 バックナンバー:http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000143412
 登録・解除はこちらから→http://www.mag2.com/m/0000143412.htm
        または、→http://www.chikennavi.net/
 このマガジンはメルマガ配信システム『まぐまぐ』
         http://www.mag2.com/を利用して発行しています。
_____________________________________
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

←治験ナビ・フレームトップページ