a.海外、特に欧米では、
製薬メーカーと臨床試験を実施する医療機関が
IT(情報技術)を活用することによって
治験の進行管理、治験データ管理の
効率化、正確化を実現しています。
b.IT化だけでなく、臨床試験を実施する医療機関の
治験スタッフが充実している点も重要です。
各実施施設では、専門のスタッフ、
CRC(臨床試験コーディネーター)が配置され、
効率的に治験が進行しています。
・ 専門スタッフによるリクルーティング
→インフォームドコンセントの充実
→効率的な参加者募集→募集期間短縮化
・ 患者管理の徹底
→非来院や服薬不遵守等による、
参加者の中止・脱落防止
・ 参加者の適格性チェックの精度向上による、
治験データ解析に使用できない患者の低減
・ カルテ、診察記録、臨床データの管理
→治験データのチェック期間短縮化
これら、医療機関側の治験実施体制の充実によって、
海外の治験期間の短縮化には、
目を見張るものがあります。
また、それをサポートする企業(SMO)の浸透も
大きな要因の一つです。
c.米国のFDAのような政府の審査機関も
国民に役立つ新薬が早く開発されば、
それだけ、医療費削減が可能になるので、
治験のスピードアップの為に、
審査期間の短縮化政策を進めています。
後から確認すれば良い内容は、
市販後に調査報告を義務づけるなど、
優先順位を付けて効率的・効果的な
承認審査の体制と手続きを定めるなど、
実に合理的なシステムを構築しているのです。
d.新薬の審査機関における審査官の人数が
根本的に違います。
米国FDAでは、審査官の絶対人数が、
日本の厚生省の審査官よりも圧倒的に多いのです。
→ 審査官
→ ドラッグ・ラグ