適応症の拡大(効能追加)、
剤形追加、
用法・用量の改善
を実施することによって、
製品価値の持続、あわよくば再浮上が見込めます。
結果として製品の寿命が延長されることになります。
既に市場に出ている自社の医薬品に、
新たな適応症や剤形を開発して加えることを
Line Extension と呼びます。
これらは、ジェネリック対策としても、非常に有効です。
特に、適応症の拡大は用途の特許期間が延長されるので、
ライセンス戦略(特許戦略)としては不可欠です。
最近の11年間(〜2003年)に
FDAが許可した新規医薬品(年間平均87製品)のうち、
新しい有効成分を含有する医薬品は約3分の1に過ぎず、
残りの3分の2は
追加適応症、新剤形、新投与経路、配合剤など
に関するものだったという報告があります。
メガファーマの莫大な研究開発費や、
バイオベンチャーの隆盛など、
新規化合物の開発が盛んなイメージがある米国ですが、
それだけではなく、むしろ、
自社製品のライフサイクルを延長する為に、
たゆまぬ地道な企業努力が行われていることを、
日本の製薬企業は学ぶ必要があるでしょう。