ジェネリックに関する問題点
1.品質の高さ
後発品と言えどもかなり品質は向上してきています。
あとは、イメージ的な部分が大きい。
純正とサードパーティの違いというべきでしょう。
2.同等性
ある研究機関の調査によると、
先発品といくつかの後発品を溶出試験等で比較したら、
異なる結果が出た後発品があったそうです。
例え成分が同じであっても、
コーティングや添加剤など製剤技術が異なるので、
後発品メーカーが先発品と全く同質の医薬品を作ることは、
不可能です。
従って、後発品を使用した場合、
先発品とは多少異なる効果が現れる可能性は残っています。
これは、後発品は必ずしも質が悪いという意味ではなく、
先発品と非常によく似ているが、微妙に異なる医薬品
だということです。
その微妙な差異が患者にどのような影響をもたらすか
については、
残念ながら、余り議論がされていません。
3.安定供給体制
医療機関としては、
安定的に供給される医薬品を選びたい。
儲からないからと、突然生産中止してしまうようでは、
例え価格が安くても、安心して使えません。
そのような後発品メーカーが実際存在することから、
医療機関からの信頼が低いのも事実。
いかに、信用を高めていくかが今後の課題です。
4.販売単位の柔軟性
小口包装による供給が望まれています。
コストを下げるには大口包装の方が良いのでしょうが、
使う医療機関の立場としては、
いろいろな選択ができると便利なのです。
5.適正使用の情報量(情報提供・収集体制)
先発医薬品と後発医薬品の添付文書の情報量には
格差があると指摘されています。
薬物動態(血中濃度など)、薬効薬理、参考文献数など
において、先発医薬品よりも情報が少ないとの事。
医療機関側としては、これらの情報が少ないと、
特に初期導入時の不安が大きいのです。
後発品企業は、
添付文書情報の充実を図る必要があるでしょう。
しかも、上位数社だけでなく、
後発品業界全体で取り組まなければ、
後発品への信頼性は向上しません。
ところで、
ジェネリックを低価格で販売できるのは、
研究開発費・臨床開発費をかけずに済むだけでなく、
MRの人数を抑えて低コスト運営をしている点も大きい
ことに注目する必要があります。
情報提供を充実させる為にMRを増やせば人件費がかかり、
それが経営を圧迫することになります。
低コストで効率的かつ効果的に
適正使用情報を提供して行くにはどうしたら良いか
が今後の大きな課題と言えるでしょう。
医薬卸の機能を最大限に活用するのもその1つです。
6.その他
シートに薬品名や識別コードを記載して欲しいが、
対応してくれる後発品メーカーは少ない。
そういう顧客への細かな対応においては、
先発品メーカーに一日の長があると言えます。
▲Topへ |