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生体に作用して、
生物学的反応」を引き起こす化学物質、
すなわち、「薬理効果のある物質
を「薬物」(drug)と言います。

生物学的反応とは、
● 生理機能の変化
● 生化学的変化
● 形態の変化
などを指します

→ 薬物

 
 

薬物」の中で、特に

@ 「その生理活性が疾病の診断、治療、予防に有用であること」が臨床試験によって科学的に証明され、

A 医療に使用して良いと規制当局によって承認され、

B 医療機関で実際に治療に用いられるようになったもの

を総称して、「医薬品」(medicine)と呼びます。

そして、医薬品の俗語が「薬(くすり)」です。

「薬物」という段階では、まだ「医薬品」「薬」(くすり)とは呼べない点は、非常に重要です。

「薬物」の中には、体にとって良い作用があるものも、悪い作用があるものも存在するからです。

また、一つの「医薬品」に含まれる成分にも、当然ながら、体にとって良い作用と、悪い作用があるので、体に悪い作用に注目する場合は、あえて「薬物」と表現する場合があります。

実際、
「薬物中毒」「薬物依存症」
という言葉はあっても、
「医薬品中毒」「医薬品依存症」
という言葉は聞きません。

 
 

医薬品は、次の2つに大別されます。

@ 医療用医薬品

  =医療機関で
   医師によって処方される医薬品

A 一般用医薬品(大衆薬)

  =薬局等で販売される医薬品

→ 医療用医薬品

→ 一般用医薬品、大衆薬

 
 
医薬品は、
一般の商品と異なり、
人体に直接作用し、その使用にとって重篤な副作用が発生し得る製品
であるため、
消費者である患者を保護するために、その開発、製造、販売が、当局によって厳重に監視・規制されています。

医薬品は、重篤な副作用が発生する可能性があるので、

医師や薬剤師等、専門家の関与のもとで使用されるべきであるとされています。

● 医療用医薬品は、医療機関(医師)において処方されるべきもの

● 一般用医薬品は、薬局(薬剤師)によって販売されるべきもの

 
 
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