ランダム化(無作為化)には大別すると、
以下の3種類があります。
(1)単純ランダム化
(Simple Randomization、単純無作為化)
識別番号を用いて、被験者を登録する際に、
無作為に各群に割り当てる方法。
通常は、登録した順に、割り付けられます。
しかし、この方法では、性別、年齢といった、
治療に影響を与える要因が一方の群に偏る
可能性があるという欠点があります。
(2)ブロックランダム化
(Block Randomization、ブロック無作為化)
一定人数毎のブロック(乱塊)をつくり、
その中で無作為に割り付ける方法。
例えば、1ブロック4例というブロックに分割し、
割り付ける群を、A群、B群の2群とすると、
A群とB群が平等になる順列組み合わせは
AABB、ABAB、ABBA、BAAB、BABA、BBAA
の6通り。
どのブロックにどの順列組み合わせを
割り当てるかは、
あらかじめ無作為(ランダム)に決定しておきます。
被験者は、
どのブロックに属するかが決定された時点で、
当該ブロックに割り当てられた順列組み合わせに従い、
群に割り付けられます。
こうすることで、ブロックごとに、
無作為にそれぞれ均等に割り付けることが
可能となります。
なお、ここで言う「ブロック」が適用されるのは、
複数の治験単位グループ
(治験担当医師、実施施設などによる)
に被験者を割り当てる場合や、
次に紹介する層別無作為化における
各要因の組合せによって分割された層(集団)です。
(3)層別ランダム化
(Stratified Randomization、層別無作為化)
性別、年齢、体重、人種、疾患の程度などの
治療に影響を与える要因を考慮した上で、
被験者を無作為に割り当てる方法。
その際、通常、
ブロック無作為化の手法が用いられる。
例)性・年齢別の平準化
| |
男性 |
女性 |
| 20代 |
Aブロック
(BABA) |
Fブロック
(BBAA) |
| 30代 |
Bブロック
(BAAB) |
Gブロック
(ABAB) |
| 40代 |
Cブロック
(AABB) |
Hブロック
(AABB) |
| 50代 |
Dブロック
(ABAB) |
Iブロック
(BBAA) |
| 60代以上 |
Eブロック
(BAAB) |
Jブロック
(ABBA) |
※ブロック内の人数(ブロックサイズ)は
比較群の数の倍数(ここでは、各4名)。
→ 割付け
→ バイアス
→ 偏り
→ 盲検化
→ 二重盲検法
→ 単盲検試験
→ 非盲検試験
→ ランダム化比較試験(RCT)
→ プラセボ
→ プラシーボ効果
→ プラセボ対照試験
→ ダブルダミー
→ 実薬
→ 実薬対照試験
→ 治験薬
→ 被験薬
→ 対照薬
→ 対照